東京オリンピック2020
今更、水を差すようですが。
20世紀から21世紀にかけて冬季オリンピックを入れて、複数回オリンピックが開催される日本国。
何百という国が一度も開催されたこがないのに、不公平ではないのでしょうか?他国から妬み嫉みにならないのでしょうか?
中学生の生徒会選挙の公約のような<お、も、て、な、し>の陳腐なプレゼンで開催国に決定したわけがない。ロビー活動の賜物。
借金大国日本がオリンピックを開催する意義とはなんなんのだろう?(万博にも手を上げたし)
セピア色の言葉の国旗発揚か?
以下、スポーツジャーナリスト谷口源太郎さんのお話。
98年の長野冬季五輪です。当時、西武グループのオーナーだった堤義明氏(元JOC会長)が、IOC会長から五輪博物館建設への2000万ドルの寄付を頼まれたことと引き換えに、招致を実現させたといいます。
堤氏としては五輪を招致すれば、長野にスキー場や新幹線などのインフラを整備する理由ができる。五輪とスポーツレジャービジネスを紐づけたのです(谷口源太郎談)
14年に「オリンピック・アジェンダ2020」という改革案がまとめられました。改革案40項目のうち重要なポイントは、複数都市開催を容認したことです。
五輪の持続可能性を追求する中で、一つの都市に大会開催を負担させ続けると、どの国も招致に手を挙げなくなってしまう。
だから、事情があれば、競技も会場も分散してもいい、よほどのときには海外で開催してもいいと認めたのです。
実際、東京五輪でJOCが掲げる目標は「金メダル30個」「メダル総数世界第3位以内」ですからね。
組織委の森喜朗会長が「滅私奉公」をスポーツマインドだと言っているくらいですから(谷口源太郎談)
突然のIOCの今回の札幌移転マラソン開催事件?
もともとはIOCのマラソン開催地の承諾ミスが原因なはず。
平身低頭の姿勢でIOCは日本側に<謝罪>と<お願い>をすべき立場なのに厚顔。
日本は気持ちとしては、ちゃぶ台返しで、オリンピック開催を白紙にしていいような事態。
まるで黒船来航時のような日本側の屈辱外交。
古いけど、<列強>という言葉を思い返しました
Alfred Hitchcock の「 Rebecca」
昨夜、深夜にAlfred Hitchcock の「 Rebecca」(ダフニ・デュ・モーリエ原作)を久しぶりに観る。
ヒロインのジョーン・フォンテインは東京港区生まれであり、聖心インターナショナルスクール出身に親近感。
ヒッチコックの「断崖」でヒッチコック作品では唯一アカデミー主演女優賞をもらった女優。
姉オリヴィア・デ・ハヴィランドは『遥かなる我が子』(1946年)と『女相続人』(1949年)で、アカデミー主演女優賞を2度受賞している。
姉妹でアカデミー主演女優賞はこの二人だけ。
妹が先にアカデミー主演女優賞を受賞し、姉妹の確執があったみたいだ。
映画 「Rebecca」のジョーン・フォンテインの演技が22歳の若さとは思えない演技力。
Judith Anderson(ダンヴァース夫人役)の不気味な演技が作品の大事なネジのように効いている。(アカデミー助演女優賞ノミネート)
この作品1941年の作品だが、日本では10年も経ってから公開された。
※フランツ・ワックスマンの曲が美しい
杏里「MERCURY LUMP~水銀灯~」
先日、旧友たちとライブ。
細野晴臣バンドの人気ドラマー伊藤大地くんも参加し、盛況に終わりました。
僕はバートバカラックの「a house is not a home 」をピアノ弾き語り、
僕が作曲した杏里の「MERCURY LUMP〜水銀灯〜」を伊藤大地くんの叔母高橋伸子ちゃんにコーラスしてもらい、歌いました。
→https://www.youtube.com/watch?v=St-n9mDxRQw
米国録音 エンジニア アル・シュミット
オリンピックの熱湯風呂
阿修羅のごとく
」
1979年を見ました。
- 三田村綱子(長女) - 加藤治子
- 里見巻子(次女) - 八千草薫
- 竹沢滝子(三女) - いしだあゆみ
- 竹沢咲子(四女) - 風吹ジュン
- 竹沢恒太郎(父) - 佐分利信
- 竹沢ふじ(母) - 大路三千緒
- 里見鷹男(次女の夫) - 緒形拳/露口茂(パート2)
この役者の並びを見ただけでぞくぞくする。
滝子いしだあゆみが興信所に調べさせ、四姉妹の父親に愛人と子どもがいることが判明。
四人は集まって母親を気遣いながら対処について話し合う・・・
決して、男性脚本家には書けないドラマだ。
しかも、女姉妹のいる向田さんのような女性脚本家ではないと、
姉妹たちのリアルな会話は書けないはず。
向田の妹の向田和子さんの本に、ドラマに家族でおすしを食べる場面があって4人の娘たちの一人が母に向かって、「お母さんだって、穴子と卵はいつも人の分食べてる」という台詞があるが、実際の母もそうだったそうだ。
また、揚げ餅を「お母さんの踵(かかと)みたい」というのも実際に母の踵が赤ぎれでヒビが入っていて姉妹でそう言っていたという。
八千草さんは巷では清純派のイメージが強いが、どうして、このドラマを見ると危うい魅力を感じる。
これより、2年前の「岸辺のアルバム」山田太一脚本で竹脇無我と妻役の八千草さんが密通する役を演じているから、山田さんの先見の明はすごい。
ちなみに山田さんは学生の頃、八千草さんの大ファンで寺山修司とどっちがファンかを争ったことがあると、僕に話してくれた。
意外だったのが風吹ジュンを「好きだわあ」と高く向田さんが評価していたことだ。
https://www.nhk.or.jp/archives/meisakuza/detail/?vol=29