007シリーズ ダニエル・クレイグ配役の杞憂とオープニング音楽をとっても、ジョン・バリーイズムの作風

もしや、007ファンとしては、見逃した作品があるかもと、最新作25作 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ No Time To Die →24作007 スペクターSpectreと、最新作から映画を遡って見ています

ダニエル・クレイグ(2006–21)が007に選べられた時は、無骨な感じであの英国紳士風でソフトなボンド像と違うのではと、心配していたが杞憂でした。

007の作品が最初の頃と違って、より悲劇的な筋立てが展開されていくことにより、甘さのないダニエル・クレイグが新たなボンド像を作り上げていくことに貢献しています。

そして、彼以上に命懸けのアクションに耐えられた過去のボンド役は誰もいないことです。

 

さらに前々から気づいていたのですが、どの作品のオープニング音楽をとっても、ジョン・バリーイズムの作風をどの作曲家も踏まえて作っていることです。

それはマイナーなメロディ部分の暗さを表現する箇所に特にジョン・バリーの影が漂います

おそらく、作曲家はプロデューサーからの曲の書き直しを何度となくやらされたと推測できます。

あのビリーアイリッシュSam Smithのオープニング曲を聴いてみてください

彼らがいかに、伝統のボンドシリーズの曲に寄せて書いているか?

信じられないくらい悲劇的に素晴らしい出来です

 

ビリーアイリッシュ

James Bond - No Time To Die Opening Title Sequence 

https://www.youtube.com/watch?v=7hSzcYndaYw

 

 

Sam Smith & Jimmy Napes

007 スペクター Spectre オープニングテーマ Writing's on the Wall

https://www.youtube.com/watch?v=G9LxUQL_Ucg