朝のヒロインの過剰演技はもう辟易したが

朝の連続ドラマ藤山直美さん主演の「芋たこなんきん」がいい。
おはなはん」、「信子とおばあちゃん」「北の家族」以来、NHK朝の連続テレビ小説を見ていない僕。
おはなはん」は僕が小学生、「信子とおばあちゃん」は中学生、「北の家族」は高校生か予備校?時代。
おはなはん」と「北の家族」はテーマ曲が気に入ったのが見るキッカケでした。
どちらも名曲。「北の家族」はフェンダーローズのエレピでメロを弾いていて、当時としてはとても新鮮。作曲が三枝さん。
後年、三枝さんが日本テレビの「11PM」の後番組の「JBOAT」(青田典子のCCガールズのデビュー番組。財前直美さんもアシスタントでいました。)司会をして、僕が構成、今、一緒に仕事をしている「アド街っく」の演出山崎くんがディレクターでした。
今回の「芋たこなんきん」は一体誰がキャスティングしているのか?
そのキャスティングの勝利。キャスティングの妙。
もちろん、僕の大好きな藤山直美さんのスター性は置いておいて、その周りの固めが、まさに「一流名脇役ショー」であります。だんなさんの国村さん、そして、香川京子さん、小島慶次郎。
朝はみんな、眠くてご機嫌斜め。
朝っぱらから、ヒロインといわれる若い大根役者の過剰演技を見ないで、済むのが何より
体調にいいのです。もう、なみだ目のクシュンとした演技に辟易していたところ、渡りに船。
脇をやっているいい役者の抑えた演技で、たわいもない台詞で、クスって笑えていいのです
僕は友近くんのポスト藤山直美説を一昨年、週刊誌の特集記事で書いたのですが、ちゃんと、藤山さんと競演しているのがこれまた、うれしい。また、昭和の時代のCGが実に良くできていて、美術さんもナイスなのです。