宮川サトシさんの【俺は健康にふりまわされている】「ガーシーに振り回されていた一年」


週刊新潮の巻末に連載されている異才の漫画家宮川サトシさんの【俺は健康にふりまわされている】が可笑しくて欠かさず読んでいます。
考えてみると、この一年、ボクがネットを見る時、「ガーシーに振り回されていた一年」でした。
一年も見てくるといろんな発見が出てきます。
自分が一番普段から芸人を見ているように<話芸>の進歩です。
時代のトリックスターは押し並べてそうなんですが、淀みなく息継ぎもほとんどなく話し続けられることです。これは党首の立花氏とも共通点ですが。
それと1日一回の生配信のYouTubeアーカイブが見られるのですが、ここでガーシーのファンからのメッセージにまめに答えます。既知感があったのです。
まず70年代初頭の吉田拓郎のTBS「パックインミュージック」です
拓郎が人生の先輩になって、来たハガキのお悩み相談にまじめに考え「・・・くよくよすんなよ!」「そんな彼女、忘れてしまえ!」と最後は兄貴風で一喝するのです。
そして、最近、ガーシーはこれにもう一パターンを加えて来ました。
これも何かの既視感?
そうです。TOKYO FMの「山下達郎のサンデーソングブック」のような温かい応対が加えられています。
視聴者のメールから「今度 結婚するので、ガーシーおめでとうと一言、言ってください!」「いいよ、・・・さん 結婚おめでとう 幸せになってください」とか、「高校受験です。おまじないにガーシーから願を懸けて一言祈ってください」「わかった。・・・の受験合格 お祈りするよ 風邪ひかんようにあったかくして、寝よ」
どうなってんの、この温かな人間交流の場。
この空間、客観的に引いてみていると、相当、面白い人間観察の場なのであります。
いつの世もこういう人は求められているのだろうな?
ああ まだまだ「ガーシーに振り回されている一年」が続きそうです。