我が愛しき松本清張。
清張が車を運転している写真とか記述を見たことがない。
最も、当時はまだ、全体的に自動車免許を今のように誰もが取得している時代ではないが、
証拠はないが、おそらく、清張も自動車免許を取得していないと推測される。
清張が街中を車を運転する姿がボクにはピンと来ない。
仮に自動車免許のテストを何度受けても、清張には不合格であってほしい。
(ナンシー関さんは何年もかかって自動車免許を取得した)
万物に詳しい天才清張であるがゆえ、そんな穴があって欲しい。
みんなができることができない清張が愛しいではないか。
しかし、宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション 上 (文春文庫)
の表紙は運転席から降りてくる清張の写真だ。
もしかしたら、清張自身のアイデアで撮ったかもしれない写真。
まるで、子供が遊園地の車に乗りたがる願望のように清張はこんなショットを撮らせたのかもしれない。
この茶目っ気が清張の魅力である。