「南青山物語」

南青山・児童相談所の建設に抗議のニュース。

世はバブルの最中の80年代後半に出版された林真理子さんの著で「アンアン」の人気エッセイ

を思い出しました。
林さんのエッセイの真骨頂!高級、オシャレな物への<妬みシリーズ>がピークに達した時期で、その象徴の場所が<南青山物語>だったと記憶します。
この頃の林さんは直木三十五賞を受賞した時期で、その後、作家の成功と共に、徐々にその憧れの全てを手に入れていき、<向こう側の人間>になった林さんの<妬みシリーズ>はリアリティーが減速。ついには、今や高みからの視点のシリーズのエッセイに変貌していっています。
そこで、週刊文春の長期連載「よふけのなわとび」に今回のニュースをどう取り上げらるか興味津々です。