青山にて
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その昔、『近田春夫のオールナイトニッポン』(火曜2部)は軽妙であり、F1のようなスピードのしゃべり。カセットテープに録音して何度も愛聴していたものでした。
1997年から『週刊文春』で『考えるヒット』の連載を開始。現在も連載中。
このタイトルは文芸評論家の小林 秀雄の「考えるヒント」のもじったもの。近田さんの文章のレトリックは確かに小林 秀雄を彷彿とさせる。観念的な音楽をあれだけ上手に文章で語ることは至難の技。それをなんなく毎週こなしておられる。
トークをするバックの白い壁には近田さんがパソコンで描かれた多くの絵が映写。これがまるでニューヨーカーの画家のようなタッチで、絵の才能もある人なのだと新たな驚き。
ボクの後方で、その絵の映像を映し出す係が、CMディレクターのあの川崎徹さんとこれまた豪華。
照れながら話したご自分の半生のトーク、相変わらず面白かった。
近田さんの新バンド名がウケた!
その名も「活躍中(近田春夫 / 恒田義見 / 高木英一)」なんだそうだ
※近田さんの描く絵 https://www.honnobasyo.com/vol-50-c