孫正義さんの伝記「あんぽん」

ソフトバンク孫正義さんの伝記「あんぽん」

佐野眞一 著)もうすぐ読了。
なんでもっと早く読まなかったのか!
毎頁ごとに逸話の山である。
読んだら絶対、人に内容を話したくなる本だ
⚪️高校時代、勉強ができた孫さん。学校の先生を喫茶店に呼び出し、(
学生が先生を茶店に呼び出すことからして尋常ではない)「塾を今、経営したいので
塾の先生をしてくれませんか」と口説いたとか。
⚪️医者以外は結婚を許さない親が医者の彼女の実家に結婚の意思を伝えに行くと、母親に
「では、勉強して医者になったらいいです」と言われ、「僕は医者になりたくありません。
そのかわり、病院を経営をできる会社を作りますから結婚させてください」と海のものとも
山のものとも知れない若かりし頃の孫さんは言ったとか。
⚪️ダイエーホークスを買ったのは孫さんのお父さんがそもそもダイエーホークスのファンで買ったらどうだと、言われたのがきっかけだとか。
⚪️孫さんがソフトバンクの前身の日本ソフトを立ち上げるために、銀行に1億の融資を頼みたいので24歳の孫さんはアメリカで知り合ったシャープの中央研究所の佐々木正さんに保証人になって欲しいと頼む。佐々木さんはすぐ、シャープの人事部に電話して自分の退職金を計算してもらい、自分の評価額も調べ、両方合わせてなんとか一億になるとわかり、万が一 焦げ付いても大丈夫と保証人になったとか。
少年の頃から起業家になるべくしてなった人だということがよ〜〜く わかる。そして一人の努力だけでなく、人の出会いが成功を導いたことも。
この本、文字が大きいのもいい。
ドラマ化されてもおかしくない逸話の山。南米のラテンの人の伝記を読んでいるようだ
それにつけても佐野眞一さんの周辺取材の綿密さに驚く。
なんであんな事件を起こしてしまったのか。
あまりにも勿体無い