ロスト・ミュージック・オブ・アメリカーナ アメリカ音楽伝説の巨人

ロスト・ミュージック・オブ・アメリカーナ アメリカ音楽伝説の巨人たち (20曲収録CD付) (Guitar Magazine)
鈴木カツさんの著書である。
アメリカ音楽の巷のオールディーズ好きを自認する人は多いが、話を聞いていると、実は所々、欠損している箇所が
たくさんある。
特にボブディランを語っても、そのルーツのカントリーミュージックの巨人たちをきちんと語れるオールディーズ好きはほとんどいない。
ナットキングコール、エルビス、ポールアンカらがアメリカを一世風靡した時代もカントリーミュージックののスターたちはもちろん、その他のジャンルのアメリカ音楽のスターは必ずいた。
それらすべてのスターたちが本書では同列に語られている。
第1章の最初の項目が「ウクレレ・アイク」についての文章から始まる。
ウクレレの弾き語りで一世風靡したウクレレ・アイク、まったくボクの知らなかった音楽スターの名前である
1ページ目から顔から火が出るほど自分の音楽無知を思い知らされる。
みなさんもウクレレ・アイク(クリフ・エドワーズ)をご存知でない方も多いかもしれません。
しかし、この名唱を聴けば、みなさんも、知っておられることだろう。
ディズニー映画「ピノキオ」の「星に願いを」。
実はコオロギのジミニー・クリケット役のウクレレ・アイクが哀愁ある歌を歌っているのです
こんな再発見がうれしい本書!
音楽オタクを自称する人には、抜け落ちているルーツ音楽の櫛の歯の部分を補填してくれたり、アメリカ音楽初心者にはルーツ音楽を優しく理解できるのがこの本です
日々、勉強であります
Jiminy Cricket (Cliff Edwards) Sings When You Wish Upon A Star
https://www.youtube.com/watch?v=aafpos35u-s