村井邦彦さんの前で中学生の僕が選曲した曲をかける?

僕が小中学生だった1960年代。
音楽好きな僕は、音楽好きな友達を自宅に呼んで、おそらく友達がまだ、聞いた事がない素敵なレコードや、ラジオから録音したオープンリールの音源をかけて聞かせるのが極上の喜びであった。そんなことをしたいために、ちょっと用事があって渋っている友達に、時には自分の小遣いから菓子パンを買って、それを餌に友達を誘う。音楽好きの友達が一緒に同じ音楽を聞いて、感動を共有できることのなんと素晴らしいことか。
 それはビルボードの33位の日本ではヒットしてないがとてもポップな歌だったり、ビートルズだったり、スパンキーアワーギャングスだったり、ウォーカーブラザースだったり、アレサフランクリンだったり、オーティスレディングだったり、バートバカラックだったり。大抵は洋楽だった。
 その中で僕が触手を動かし、友達に聞かせるリストに日本人の作曲家なのに登るのが村井邦彦さんの作品だった。それは恐らく、そのmelody.が限りなく良質な洋楽に聞こえていたからなのだ。当時、僕はこの作曲家は絶対、アメリカ人だと思って疑ったりしていた(笑)
 その村井邦彦先生を現実に、ラジオのゲストにお呼びして(しかも、ロスアンゼルスから来ていただいている)、「村井邦彦のラジカントロプス2.0 村井邦彦シリーズ全仕事」(ラジオ日本)と銘打って、僕が選曲した村井邦彦先生の曲を村井先生ご本人の目の前でかける。「村井先生、村井邦彦って作曲家って凄いと思いませんか?」と村井先生本人に僕は自分が当時の中学生にタイムトリップして、語りかけているような錯覚<ファンタジー>に落ち入る。ラジオ日本のスタジオは、まるで当時の僕の自宅の部屋のような気がする(笑)
 さて、今夜12/17日25時〜26時 7月にオンエアしたユーミンの「ひこうき雲」全曲解説の第一弾に続き、村井邦彦シリーズ全仕事第二弾!村井邦彦のラジカントロプス2.0(ラジオ日本)は村井先生が御書きになったグループサウンズ、歌謡曲、ポップソングの特集。そして、どうやって職業作曲家になられたか?などを僕が根掘り葉掘り御聞きしています
 オンエア後にかけた曲の全リストをまた、ブログに書きます
放送は http://bit.ly/5eXlgR
関東近郊の方はパソコンでもオンタイムで聞けますhttp://radiko.jp/#