末広亭の上を向いて歩こう♩

6月11日

夜席に行って来ました。桂竹丸師匠がトリ。
現在、末広亭は協会分裂後、今まで、寄席に出られなくなった噺家さん(例えば立川流)にも門戸開放、トリの噺家さんの推薦で何人かが出られる革新的な制度になり、おまけに噺家でない人も推薦があれば高座に登れる。そして、今回、桂竹丸師匠の回は放送作家の大先輩奥山 コーシンさんやオオタスセリくん、そして、永六輔さんが上がった。
閉まっていた幕が上がると椅子にすでにすわっている永六輔さんと、相方のオオタスセリくんの漫談。幕が上がってこの高座に登ったのは古今亭志ん生以来ですと、誇らしげに永六輔さん。
 心配していたが、こちらの心配を他所に、永六輔さんは救急車に乗った体験をおもしろおかしく話、客がわいた。永六輔さんの話芸は多少のハンデがあろうが年季が入っているから揺るぎない
 永六輔さんの漫談が終わり、舞台そでにはける時に、誰からでもなく「上を向いて歩こう」が客席から歌われて、ちょっとグッと来た。終演後、楽屋に伺ったがすでに永六輔さんはお帰りになっていた 永六輔さんはご満悦で帰られたと桂竹丸師匠から聞き、僕の帰宅の足も軽やかになった。