お笑い自己啓発本

矢沢永吉さんの「俺がロックだ!」(週刊文春連載)がわかり易く、楽しい。
高一の時、カーネギーの「人を動かす」を読んだそうで、その一節を引用している。
矢沢さんの生い立ちを見ると、こういう本を求めて読んだ気持ちはとても理解できる
僕も若かりし頃、読んだ。
しかし、つまらなくて本を棄てたことを記憶している。
カーネギーってカーネルサンダースに似ていなかったかなあ?なんか言葉がピンと来なかった
 自己啓発モノの本の元祖「人を動かす」。
 今はもう、読む人もあまりいなくなったのだろう。
 自己啓発モノって、今でも結構、読む。
 たま〜〜〜〜〜にいいなあと思う本もある。
 大概は著者の精神性とかナルシスティックな部分を笑う「お笑い本」として読んでいる。
 タイトルからして胡散臭いのも多い。
 そんなに過剰に励ましたり、夢いっぱいだったり、物わかりいいはずないのにと。
 きっと、僕自身が少しは大人になったこともあるだろうし、天の邪鬼な部分もあるだろうし、どっか著者に対して「本気かよ?」とハリセンで突っ込みを入れつつ読んでいるのだと思う。
 しかし、若い頃も、老いてもまた、人の言葉にすがりたいという気持ちはとても理解できる。
 この手の本は必要であるし、いい方は悪いが必要悪とも言える。