知ったかぶりするより、カッコー悪いテレビ

テレビは嘘をついてはいけないそうです
とても、今、テレビは神経を過敏になっています
公共の電波を使って情報を流す媒体でありますから、至極当然だと思います

ところで、早朝の情報番組のコメンテーターがいます。
「今、日本の失業者数は/////人ですから」と、あたかも、前々から、頭に入っているがごとく、カメラに向かって言う人がとても多いのです。
 これだけインターネットが普及している時代に、そういう無意味なテレビ芸はいらないと思います。
 すでにコメンテーターは早朝、インターネットや書物で下調べをして来ているに違いないはずですもの。
 視聴者の中には、出演者が原稿やメモに目を通しながら、読んでいる姿は視聴者に対して失礼だと?と、思う人がいるかもしれませんが、急場で暗記してきた数字を誤って発言するコメンテーターより、ちゃんと目を落として読むコメンテーターの方が信頼に値するのだと思います。極端なことを言えば、「グーグルを検索したら、・・・に書いてあったのですが、」と、言うくらい出所を明らかにするの爽やかな人もいていいのに(笑)。勉強してきたことを恥じる事はないと思います。

 10年以上前にディブスペクターさんに「どうして、なんでもコメントできるの?」と聞いたら、「パソコンで世界中のニュース見て来ますから」と答えた。パソコンというものが出始めた頃から、彼はいち早く、導入し、そうやって、
ニュースや関連事項をチェックしてきたことを隠さなかった。
 台本を持ってしゃべるとか、メモを見て話すのは視聴者に失礼だという慣習がテレビ界で続いているが(視聴者から要求することが多いかも)、正確な情報を伝えるのであれば、いいではないかと思います。
 1980年代、「YOU」というNHK教育テレビの番組で糸井重里さんが台本を持ったまま、司会をしていたが、当時もご批判が視聴者から来たらしい。しかし、「糸井さんは正しい」と僕は思ったもんだ。
 台本を見ないでしゃべる礼儀正しさ?より、台本を見てしゃべる正確さを取るのが二者選択で言えば、後者に軍配ありだと思う。
 これからはカッコー悪いテレビでもいいと思います