売れる本のタイトル

売れる本の最近の傾向を見ると、「奇をてらったネーミング」か「妙に具体的なネーミング」が主流であります
 前者は「バカの壁」,後者は『さおだけ屋は、な ぜ潰れないのか』が代表例であります。
 「バカの壁」、「人は見た目が9割」「国家の品格」、このネーミングを付けたのは同じ編集者の方だと聞きます。かなりの知恵者であり、センスの持ち主である。
 中身のことは別として、売れそうなネーミングであります。
 この柳の下にドジョウで同じようなネーミングばやりですが、二番煎じタイトルには辟易。
 バカネーミングの元々の元祖?は1988年の呉智英さんの「バカにつける薬」。当時、思い切ったいいタイトルだと、僕も思った。これは小ヒットの売れ行きでした。
 ところで人気作家の伊坂幸太郎さん(37)が、自作の「ゴールデンスランバー」(新潮社)について、15日に選考会が行われる直木賞日本文学振興会主催)の選考対象となることを辞退していたことが8日までに分かった。伊坂さんは受賞によって周囲が騒がしくなるのを敬遠し、「静かになりたい」と辞退の理由を語った。
 この日本文学の世界では伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」はビートルズのアルバムの曲と同名、村上春樹さんの「ノルウェーの森」以来のビートルズのヒット曲と同名。
 伊坂さんも村上さんも、ビートルズの曲名を拝借しておられるが、そのチョイスにキャンベルのスープの缶詰のデザインのようなpopセンスを感じる。
これもまた、才能のなさせる技。
ということで小生も高校の学祭でコピーした
美しいコーラスの名曲

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