肉体は無言で語りかける

昨日 見た。

精悍である。
そぎ落とされている贅肉。
 尻の筋肉がカモシカのように上がっている。
 それはお尻がすっぽり、上着の後ろの裾に隠れていることでわかる。
 政治家というより、アスリートの体型である。
 日本テレビの「世界仰天ニュース」に出演依頼し、楽屋で見た東さん(東国原知事)の肉体である。
 その日、民主党の管代表と論議した直後という疲れも見せず、 1時間近く、僕と話し込んで、「少し仮眠したらどうですか」と進めるが、一向に寝ない。この人はもう 一生泳ぎ続けている鰹だ。
 冗談で、「東さん、今日、世界仰天の前説の仕事でお願いしたの知ってましたよね?」
「え???でも、今でも3時間、前説できますよ」(笑)
東国原知事は政治家になっても、どこかへお笑いの魂を売ってない。
知事の夫婦役吉川秘書も知事譲りで7キロは走る時は走る。
日本一体脂肪の少ない政治家と秘書。
 司会の中居くんも、「わたしは 貝になりたい」(脚本 巨匠橋本忍さん)の役作りのために、頭を丸め、体を絞って細くしていた。まるでボクサーだ、中居くんは。
 去年の暮れ、たまたま、橋本忍さん宅にお電話したら、ちょうど、NHKで先生のドキュメントの収録中。3月にオンエアする予定だと、先生から聞かされる。1918年4月18日-生まれの世界の橋本先生が中居くんのためにリライトしたという。このご年齢で、がんばっていらっしゃる。また、東国原知事の自伝のフジテレビのドラマ(知事と違って髪の毛がある高橋ジョージさんが東さん役とか)、そして、映画も公開されるという。
 肉体が語りかける凄さと凄みを、この年齢差の違う3人の方から、学んだ。