このメイキングを見て歌を廃業する人はいないのでしょうか

猫も杓子もミュージシャンデビューする。
どれが当たるかわからないので乱発しないヒットは見込めない
というレコード会社のお家の事情があります
しかし、昔だったら、絶対、素人さんでNHKののど自慢レベルの
人が平気でデビューしています。
Smapみたいな総合力戦のタレントさんは多少、歌唱力が落ちてても、プラスアルファの魅力があるから、これは僕はありだと思います
そして、Smapのユニゾンの響きは非常に清潔な青年の美しさを持っている気がします。
Smapみたいなのは例外中の例外です

素人さんがどんどんデビューできるのはあまり、メロの抑揚がないラップの誕生が大きく、このことに寄与しているのは確かだと思います
そこで、この映像です。
セリーヌディオンがクインシージョーンズプロデュースでエンリオモリコーネの曲Céline Dion:I Knew I Loved You
を録音しているメイキングです
巨匠たちがサブにすわって、彼女の歌を聞き入ってます
セリーヌディオンって、とてもうまい歌手であることは認めても
そんなに僕は魅力を感じませんでした
ちょっと女子の生徒会長のような歌い方に感じたのです
しかし、この歌唱の姿勢、特にメゾピアノの歌唱のニュアンス。
この人の体内に歌魂が 充満しています
この映像を見て冷水をかけられた気がしました
プロとはこういうもの、一流とはこういうもの。
ストリングスアレンジも良し。
歌い終わったあと、おそらく、彼女のお母さんが投げキスをしたように
こちらまで目頭が熱くなりました
この映像を見て心ある歌手の皆さんはなんか歌うのが恥ずかしくなるのでは。
この映像を見て、歌手廃業してくれるりっぱな心ある方が祈ります