渡り鳥シリーズの中の時代小説

故郷のことを調べていたら。
昭和34年小林旭の渡り鳥シリーズ第一作
ギターを持った渡り鳥です
自分の故郷函館が舞台です
確か、大沼公園とか函館山が見られます
このストーリーはアランラッド主演の映画「シェーン」がモデルになっています。
もっと、遡ると、長谷川伸さん、山本周五郎吉川英治の作品などの時代小説の影響があるようです。
 時代小説。その世界は描かれているのは全て、モラルと母恋ものだとわかります
 これは今回、関川夏央さんの時代小説の図書館での授業に出てわかりました。
 時代小説は決して、主人公はあくまで、女には手を出さない モラルとモダニズムの小説です。これが時代小説の黄金律であります。沓掛時次郎、一本どっこ土俵入り、宮本武蔵などなど みんなそうです。
吉川英治は女を書くと下手だったと言います。
 渡り鳥シリーズの小林旭は女(浅岡ルリ子)に呼び止められても馬で去っていきます。
主人公は旅を続けます。これは長谷川伸の股旅ものです
 この主人公は実は神戸の刑事だったということ、知ってました?(笑)
主人公の名前は滝伸次、つまり、名前からわかるように、「次男」なのです
 家を守る長男、次男は昔は外へ出て行かなければならなかったのです。