エディ・マーフィ健在なり


 エディ・マーフィの「ノービット」を見ましたが、エディ・マーフィ顕在です

ドリームガールズ』というB級ミュージカル映画?でアカデミーの助演男優賞ノミネートに終わった賞を取り損ねている男、エディ・マーフィは相変わらず、おもしろいです。
そうそう、『ドリームガールズ』といえば、個人的に楽曲の中途半端さ、アカデミー最優秀助演女優賞ジェニファー・ハドソンの張り上げすぎの過剰歌唱に辟易した映画でした。
むしろ、ビヨンセの押さえた演技の方が最優秀助演女優賞に値するものと僕は思います。
エディ・マーフィは昔、歌を出していた頃から、単なるお遊びではなく歌のうまい人だと思っていましたが、
やはり、歌はうまかった。サミーディービスジュニアの後継者か?

「ノービット」の話です。
物語は主人公のノービットが親に捨てられ、孤児院で育てられ、相撲取りのような巨漢少女ラスプティアが現れ、無理矢理ボーイフレンドにされ、その後、流れで、結婚。
「ノービット」はこの巨漢少女ラスプティアにDV?を受けながら、巨漢少女ラスプティアの三人の兄にいじめられながら、最後はハッピーエンドって話。
エディ・マーフィが特殊メイクによってノービットと、ラスプティアと孤児院の園長の1人3役を演じる。
この演じ分けが実にうまい。
いじめる方といじめられる方を一人で演じるのだから大変であります
特殊メイクを何度も繰り返す手間はかなり辛抱強い人間だと思われます。歌舞伎役者の七変化よりずっと大変。
『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』 以来、特殊メイク一人何役のご苦労な仕事をあえて、挑戦しているエディマーフィー。
巨漢少女ラスプティアの肉厚感の実にリアルなこと。
特殊メイクも、ここまで進んだかと。
脚本を、チャールズ・マーフィーというエディマーフィーの兄が書いていて、笑いの遺伝子の繋がりがあるのかと。
これが子供から大人まで笑える台本になっていて、良いのであります。わずか一週間で第一稿を書いたとか。
狭い車の前の席での運転する夫ノービットと巨漢の妻ラスプティアの言い合い、押し合いのコントは一人二役ながら、見事なものです。もちろん、エディの真骨頂下ネタも炸裂。彼のスタンダップコメディのライブを3本、見たことがありますが、ほとんどそれは日本人には理解しがたいアメリカンジョークでした。
しかし、今回の下ネタは日本人も充分笑えますよ
気持ちのいい作品でありました
● 『M:i-2』で、いい女優だと思っていたタンディ・ニュートンがこのところ、「クラッシュ」など続いて、コメディもうまくこなしています。
 デブといえば岡田としおさん、病気かと思ってしまうほどの
ダイエット。僕は前のおデブちゃんの岡田さんの方がオタクキャラクターとして、引きがあり、痩せた相撲取りみたいなので、おいしくないと思うのですが?でも、健康になっているなら、それはそちらの方が優先なんですが、なんか、商品としてもったいないような気がするんですが。すいません、商品なんていって。好きな作家さんだけに。