森英恵と戦争

8月15日森英恵さんのインタビューを読みました。
森泉さんの祖母にあたる方です。
その昔、僕は子供ながらに、国際的にもこの日本の女性は格好良く映るだろうと、思った方。
実は島根県の医師のお父様がオシャレな方で、娘の服を東京から取りよせ、自らの手で、森さんの頭をボブにカットし、奥さんの反物も選んだというのですから。
新婚のときから洋裁学校に通ったという遅いスタート。
新宿に「ひよしや」という小さい洋品店を開き、進駐軍の将校の奥さんに売れたという。
映画「太陽の季節」の衣装を担当していたと初めて知りました。
ココ・シャネルの服だけが戦後、「女が女の体を熟知し、女のための服を作った である。 それまでは男の目線に合わせて作ったフッションばかりだった

」と、ご自分で大枚、はたいてスーツをオーダーして思ったそうであります

その森さんはイラク戦争が始まり、現役引退を決意したというのです
ファッションは平和の時代のみ存在しうるものというお考えで、生きる
死ぬの時代にそんな余裕はないというのが、ご意志。
 戦争とファッションの関係を新ためて考えてみた。
それぞれの国のファッション関係者は戦争の時代にどうあがいていたのか?
どう、息を潜めていたのか?
ココ・シャネルは一体、どうしていたのか?
これはちょっと調べる価値がありそうだ。