向谷実さんがサブカル?

中野サンプラザサブカルサミットに行ってきた。
僕が一番うれしかったのは、カシオペアのキーボード向谷さんがそのメンバーに何故か、入っていたことであった。
向谷さんがなんでサブカルか?
この人は誰もが知っているが、カシオペアのキーボード。
ウィキペディアWikipedia)』によると、このグループは1976年結成。ヤマハのアマチュア・バンド・コンテストEastWest出場を足がかりに活動を開始。

1979年のアルバム『CASIOPEA』でレコードデビュー時のメンバーは、野呂一生(ギター)、向谷実 (キーボード)、桜井哲夫(ベース)、佐々木隆(ドラム)。
このアルバムを当時、リアルタイムで買って愕然とした。
そのスーパーテクニック、しかも、しっかりとした音楽理論を20代前半で身に着けていて、曲が実にポップであった。
このバンドの付き人をやっていたのが、島村幸男くんで、その後、ジャドーズのドラムになった。
ジャドーズ(その後、ダンス☆マン)というグループのデビューは
僕が角松敏生くんに紹介し、デビューした。
そのファーストシングル」「フライデーナイト」のB面のギャグ台本は僕が書いている。
今考えると、相当、くだらない台本である。
島村くんは現在、FMのDJで活躍している。
彼から、CASIOPEAの猛練習ぶりをよく聞いていた。
シャカタクと競演して、ベースの桜井さんとシャカタクのベースがバトルして、
終演後、相手に勝った負けたと反省会が開かれたというのだとか?
すごい話だ。
海外進出して、アメリカのタワーレコードにはCASIOPEAの売り場が
できたほど。
世界のCASIOPEAだ。
その向谷さんがサブカル?サミットというのがおかしかった。
しかし、彼は電車オタクでシミュレーション・ゲームソフト「Train Simulator」の制作者としての顔も近年有名である。
今度、JR西日本のいくつかの駅のホームの音楽を担当しているというので披露してくれた。音楽の出来が豪華なサウンドでその空間だけサブカルとは思えなかった
こんな音楽がホームで流れたら、待ち時間のイライラも落ち着くと思った。
僕は昨年、CASIOPEAの元ドラマーの神保彰さんを取り上げて、CS日本で、「音楽の神様」という番組を作った。
今考えると、こんなメージャーなスーパーインストバンドはいない。