smap「ありがとう」と日本のクインシージョーンズ

SMAP「ありがとう」
個人的にはここ一年の日本のヒットソングのベスト1
この曲に尽きる!
あの「夜空のムコウ」以来の伝統をしっかり受け止める切ない歌である。
「夜空のムコウ」以来、自分で仮に歌ったとして、カラオケで恥ずかしながら
泣いてしまいそうな歌である。
明らかに、この歌の歌詞の内容が、年末の忘年の季節感と、来春の卒業シーズンを見据えた戦略的な歌のアプローチが、決してあざとくなく、心憎い。
本当に、返す返すもSMAPを支えている音楽プロデューサーの
優秀さと、センスの良さはずば抜けている。
SMAPのアルバムはずっと、見つめてきたが、ある時点から
明らかに戦略が変わった。
それまでは、少年隊路線の選曲であったが、いきなり、あるアルバムから、ニューヨークの一流ミュージシャンがレコーディングで勢ぞろい。確か、ベースのウイル・リー(達郎さんの「windy lady」の格好いいベースを弾いていた人。僕もコピーしてました、このベース)なんかも参加しいたかなあ?もう、洋楽ファンが聞くに耐えるサウンドに大変身。
それからは、もう、飛ぶ鳥を落とす勢いのクオリティの高いアルバムとシングルヒットの連続。
それにつられてか?TOKIOや嵐なども、smapよりの選曲をするようになったような気がします。
以前、昭和を代表する有名な作曲家に聞いたことがあるのですが、smapは有名、無名関係なくプロの作曲家に曲を発注し、何百曲を集め、そこから、コンペをやり、一曲、シングルカットが選ばれるというのです。これは僕の敬愛するクインシージョーンズのアルバムの作り方と同じ、気が遠くなるような贅沢な方法論です。
そのsmapのプロデューサーは集めた楽曲を決して、無駄にせず、データー化しておいて、忘れた頃に別のアーティストの曲として採用したりするというのです。
こんな方法をとって出すsmapの曲が悪いはずがありません。最も、商業的な位置にいる歌手でありながら、その歌が単なる一過性の流行歌に終わらない力があるのはこんなすごいスタッフがいるからだとおもいます。
 ちなみに今回の「ありがとう」の作詞作曲家は作詞:MORISHINS’ 作曲:MORISHINS’
プロフィール
Feel MORISHINS'!! 謎のソロ・ユニット「MORISHINS'」。彼の愛称が「モリシン」で「支えてくれるスタッフがいて、
はじめてMORISHINの楽曲が成立する」という想いから、複数形の「S’」を付けている。
その楽曲センスは、中島美嘉雪の華」、クリスタル・ケイ「Kiss」、RUI(柴咲コウ)「月のしずく」でおなじみ、松本良喜が本気で惚れ込み、プロデューサーを志願するほど!!
品のあるあたたかい歌声、とってもPOPなメロディー、まっすぐでひたむきな歌詞。誰もが好きにならずにはいられない魅力的な曲ばかりで、デビュー前から目が「耳」が離せません!
2006年7月5日にデビュー
夏の魔法 〜summer magic〜
MORISHINS'
SRCL-6287/シングル/2006.7.5/\1,223(税込)
このソロ・ユニット、楽曲はもちろん、smapのありがとうを彷彿とさせます。
そして、声もさわやか。
目が離せませんね、この謎のソロ・ユニット「MORISHINS'」

http://www.morishins.com/