ダルビッシュの投手技術のすごさ


 北海道日本ハムファイターズの優勝。
 故郷函館の僕は心から、感激いたしました。
 その選手の中にかつてのライバル(中学の時、野球部でこちらが勝手にライバル視してたのですが)佐藤義則さんの姿がありました。 当時、彼は奥尻中学のエースで、江川のような怪物的球児でありました。出身地である奥尻島に『佐藤義則野球展示室』が設けられているという大スターです
 駒大付属高校の活躍といい、北海道の野球向上はめざましいものがあります

ダルビッシュ投手は速球本格派と、高校生の頃、スポーツジャーナリストやマスコミが
讃えました。
 その賛美にダルビッシュ投手は「いえ、僕は、変革球の投手ですから」と否定したといいます。
北海道日本ハムファイターズダルビッシュ投手、八木投手を見ていて、その落ち着き、完成形の投球術に、その言葉の確かさを感じました。まるで、プロ10年目の選手のようでした。
江川投手が高校生だった時代と比べて、遥かに、現在の高校野球選手の野球技術の情報量が違うというのを、評論家の小関順二さんが書いています。
昔の高校野球選手の先生は監督、コーチだけでした。江川さんより、一歳年長の僕個人の場合も、当時、巨人が採用した「ドジャーズ戦法」を教科書にしました。それ以外、大した野球本は出ていませんでした。週刊ベースボールなども読んでましたが、選手の情報だけで、技術論はほとんど、書いていませんでした。
一方、現在の高校野球選手はDVD、ビデオテープ、大量の野球関係書籍を中高生の頃から、眼にしているのです。
この差は大です
先生に教えられるだけではなく、相当の技術論を動画で勉強しているのです。
今の高校球児は学生でありながら、相当の技術論をすでに学んでいるというのです。それゆえ、根性論のコーチがあてがわれると、摩擦があるのだと思います。
情報がスポーツレベルを向上させています。