「度」をわからない若者たち 「仮想的有能感」の亀田興毅選手

世界チャンピオンの鬼塚選手のドキュメントを20年近く前、三ヶ月くらい張り付いて撮った経験が僕はあります。
 プロボクサーとはかくあるものかと、思いました。
 亀田興毅選手の実力は鬼塚選手、畑選手の評価が高いことを片岡鶴太郎さんから間接的に聞いています。しかも、実は礼儀正しいことも。
 亀田選手が出てきた時、この人はタレント性があると思いました。もちろん、ボクサーの力があるのですから、このまま、行くと面白いぞ!応援しようと思いました
 もちろん、一連のパフォーマンスが演出であることはわかりますが、「過剰パフォーマンス」であり、亀田ファンの人たちも含めて、「嫌な気分を感じさせるパフォーマンス」に思えます。あれでは相手国の選手に申し訳ないと思わざる得ません。相手国の選手はジョークとして成立してますが、亀田選手のは度を越えています。つまり、「笑いの限界」「物事の限界」の「度」をわからないのです。相手国に野蛮な国日本と思われても仕方ないパフォーマンス。
まだ、亀田興毅選手は子供です。
まわりの知恵者がコントロールをなぜしないのか?
それとも、あのような演出をさせているのはその知恵者の仕業でしょうか?
 外交問題に発展しかねない演出です (笑)
 将来がある亀田興毅選手です
 もっと大切に育てるべきだと思います
 一流マスコミは頭で勝ってきた優等生の集団です。そういう人って「ヤンキー」に弱いのです。 今回のマスコミは放置状態です
 亀田選手は日本を代表する選手です。「ヤンキー国日本」ってイメージはまずいでしょう。
 野放しにするのが若者への愛情だと思っていたことが返って、若者たち自身同士が困惑する社会を作っている気がします。
 あの亀田選手の自信。
 速水敏彦さんの著「他人を見下す若者たち」によると「仮想的有能感」、吉岡忍さんのいうところの「自分以外はバカの時代」の「根拠なき自信」ではないでしょうか