作詞は安井かずみさんです
♩会えない時間が 愛育てるのさ ・・・
コロナウイルスの中の恋人同士の関係にも当てはまりそうな作詞の優れたワンフレーズで、やけにこの歌詞を思い出す。
今、時は2回目の東京オリンピックが延期になった年にあたる。
「よろしく哀愁」の歌詞は1964年の青山和子さんのレコード大賞受賞曲『愛と死をみつめて』を連想させる、
『愛と死をみつめて』は、大学生河野實さん(マコ、1941年8月8日 - )と、軟骨肉腫に冒され21年の生涯を閉じた大島 みち子さん(ミコ、1942年2月3日 - 1963年8月7日)との、3年間に及ぶ文通を実話書籍化(160万部のヒット)し、吉永小百合さんと浜田光夫さんで映画化、青山和子さんの歌で大ヒットになった。
『愛と死をみつめて』の歌を思い出す理由はマコとミコは東京、大阪の遠距離恋愛だからだ。
この実話の実際の内容は当時はまだ、東京〜大阪間が新幹線が走っていない時代の実話。
その<会えない時間>の重さたるや想像がつく。
東海道新幹線開通が1964年10月。この映画や歌はこの年にヒットし、その年は第一回東京オリンピックの年でもある。
「よろしく哀愁」も「愛と死をみつめて」の歌は共に奇しくも名プロデューサー酒井政利さん。