「為政者は手の内を明かさない」と、司馬遼太郎さんの「この国のかたち四」に書かれています。

(日本の)「為政者は手の内を明かさない」と、司馬遼太郎さんの「この国のかたち四」に書かれています。
 例えば、第一次対戦で陸軍の車両、海軍の軍艦が石油で動くようになりますが、石油を他から輸入するしかない大正時代の日本はそれを国民におくびにももらさない。
 昭和になって軍備上の根底的な弱点を押し隠し、かえって、軍部を中心にしたファナティシズム熱狂主義)をはびこらせる。
 <不正直>というのは、国を滅ぼすほどの力があると司馬さんは書いておられます。
今回のコロナウイルスは戦争ではありませんが(すぐにこれは戦争だ!と大声を上げる人もいますが)、日本政府の対応を見ていると、「為政者は手の内を明かさない」。
もっと、本当は肝心なことを知っているのではないだろうか?
政府の何か煮え切らない対応を毎日、感じざるおえません。

f:id:sugarbabe49:20200402201623j:plain