最後の聖火ランナーは誰に決まるかの

ゆらぐオリンピック。
暇つぶしに過去のオリンピック秘話を読んでいる
前回の東京オリンピックの最後の聖火ランナーは誰に決まるかの
水面下のスクープ合戦が各社新聞社が火花を散らしていた。
各社は都内の高校生と思い込んでいた。
しかし、本命は早稲田教育学部に合格した広島三次市の坂井義則さんで
あることを朝日新聞はつかんだ。
朝日の記者は極秘で坂井さんを広島駅まで70キロをタクシーに乗せ、
大阪行きの準急の2号車に連れ込んだ。
朝日の動きをその直後新聞社各社は察知。
途中の駅で「広島の坂井さん」と呼び出しアナウンスが流したり、車内で
坂井さんですねと、話しかけれても藤木ですと同行の記者を嘘を言った。
そして、大阪本社へ。
さらに屋上からヘリコプターで伊丹空港へ。
そこから朝日新聞の飛行機で羽田、そして、東京本社へ護送。
初め全日空に乗せるつもりで2席とってあったことが、他社を撹乱させた。
そして、朝日は他社を出し抜いて、聖火台の前で本番2ヶ月前に坂井さんの写真を撮って記事にした。
坂井さんはその後、フジテレビに入社したそうだ。
 

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