大原真美さんVSAI美空ひばり

大昔、上岡龍太郎さんの特番で、美空ひばりさんのモノマネそっくりさんをブラジルの日系人の皆さんの前でコンサートをする企画を僕は考え、行ったことがありました。
 美空ひばりさんのモノマネ日本一の大原真美さんをお連れして、
ブラジルのサンパウロまで二人で旅。番組スタッフと合流しました。
 そして、本番。
 実物を見たとしても映画でしかないブラジルの日系人のお年寄りの方が、大原真美さんの歌にボロボロ涙流し、故郷日本を思い出している光景に驚きました。
 大原真美さんは美空さんのモノマネ日本一で、決して本物ではないのです。
 昨年末の紅白歌合戦をVTRに撮っていたのでやっと見ました。
「AI美空ひばり」の新曲を見て、オゾマシイと思いました。
AI否定論者ではありませんが、まだ、この企画を
AIでやるにはまだ、技術が追いついてない、勇み足だと思いました。
 大原真美さんより、「AI美空ひばり」は見た目や声は似ているのかもしれません。
 それでは、「AI美空ひばり

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」の何が大原さんより劣るのかというと、<仏造って魂入れず>です。

 大原さんは美空さんに惚れてます。(大原さんは美空さん公認のモノマネさんです)
歌の気持ちの入り方が違います。
 同じフェイクですが、そこが違うのです。
 淡谷のり子さんが「歌は心よ」と言ってましたね。
 
 昨日、山下達郎のサンデーソングブックのラジオで達郎さんがリスナーから「単刀直入にお聞きします。昨年の紅白、AI美空ひばりはどう思われますか?私としては技術としてはあり、かもしれませんが、歌番組の出演、CDの発売は絶対に否と考えます。AI大滝詠一とかAI山下達郎なんて聴きたくありません」という質問に対し山下さんは「ごもっともでございます。
一言で申し上げると、冒とくです」とだけ語った。