子供の頃、図々しかったので、長居して、友達の家の夕飯を
ちゃっかり、頂くのが得意でした。そういう時は落語「牛ほめ」のように、家の内装から、生花から、柱時計から、ミシンにいたるまで、友達のお母さんにおべっか使いまくりました。
どうしてか、他人の家の食事は何を食べても自分の家のそれより、
美味しく感じたからでした。
今、考えてみると、我が子の友達だから、帰宅してから、
何を親に報告されるか わかったこっちゃない。
友達のお母さんはオカズを奮発してくれたに違いありません。
各家庭に当たり前に並べられるオカズで、時々、おや?とする物があります。
Mくんの家の夕飯ではゴーダチーズが輪切りで皿に並べられて、それをMくんは
海苔で巻いてご飯を食べていました。
真似して食べるとこれが美味いのです。
同じことを自宅に帰って要求すると、すぐ却下されて悄気ました。
NHKのサラメシの弁当を見ても、どの人も見栄えのいいお弁当を
持ってきて、これはテレビ用に作ってきたのだバレバレです。
写真は朝日グラフの有名人の夕飯の写真。
右は作家の三浦綾子さんのジンギスカン鍋。姪の方と旦那さんで食べています。
献立は姪の方が考えるそうです
そして、左はSF作家の筒井康隆さん。奥さんとちびっ子の食卓。
ご飯を食べているとご飯からちびっ子のレゴ(おもちゃ)が出てきて大変だったそうです。