鰻屋で待ち時間 場持ちがしない

夏、暑いので鰻を食べたい。

　しかし、店に入ってからのあの待ち時間の辛抱がきかない。

　とっくに焼きは仕上がっているのじゃないの？

まるで、開演時間が来ても客をもったいぶって待たせた６０年代の海外大物ロックミュージシャンのように思えてくる。

　遅延することで有名な尊敬しているボサノバの王様ジョアンジルベルト　の公演さえも５０分待たせられただけで会場を出てきた人間である。

　何せ場持ちがしないのだ。

　一流の鰻屋だと、会席料理みたくなって突き出し、刺身、椀盛とか出て来るが、池波正太郎さん曰く、これは鰻を食べる前に腹がいっぱいになって、食べた時、まずくなるという。

　＜おこうこ＞だけで、酒を飲みながら、焼き上がりをゆっくり待つのが旨い食べ方と池波さんは言っている。（これは真似できる）

　今、日本の鰻はほとんど養殖だが、南太平洋フィジー生まれの鰻も結構入って来ていていると、昨日のラジオで聴いた。

　和風本舗・鰻の蒲焼がフィジー生まれってなんか変。