33年後の「風をあつめて」

<33年後の「風をあつめて」>
安珠さんの「ビューティフルトゥモロー 少年少女の世界」写真展。そのために、小説を書いた松本隆さんと、曲をつけた細野晴臣さんと終演後、楽屋で。
 お客様からの質問で「松本さんと細野さんで作った曲のベストワンはなんですか?」の質問に両氏、「風をあつめて」と即答。
 当時、アルバム収録時、生ギター一本にドラムを刻むのはとても難しかったと松本さん。楽器する人なら、その難しさが理解できます。
 この曲はメロディと作詞が単にいいというのではない、編曲と演奏と歌のまさに、総合芸術。
 1971年当時、自分だけが、この曲の稀な理解者だと全国で思っていたボクみたいな何千人しかいなかったであろう?「はっぴいえんど」のファンたちが(もっと多かったらすいまさん。ボクには当時、100人くらいしかいないのではと思っていました)ソフィア・コッポラ監督の2004年(33年後)の映画「ロスト・イン・トランスレーション」でこの曲を使用し、今や、世界的な一曲(外国人のファンは松本さんの詞を日本語でカバーしている)になるなんて、誰が思い描いたでありましょうか。
 この曲の魅力におそらく、死ぬまで情緒的ノイローゼ状態で終わる当時からの「はっぴいえんど」ファンはいることでしょう。この曲は名曲でありながら、病であります
 https://www.youtube.com/watch?v=PfFEPtJE0D4