水道橋博士はよく、人の縁を星座の星と星の線の結びつきで例えるが、
3/26の博士の浅草東洋館(旧フランス座ストリップ劇場)での単独ライブのトークでもその話が出た。
博士がファミリーヒストリー「北野武〜父と母の真実 阿波国徳島に何が!〜」を見ていらた、武さん本人も知らなかった家系の歩みが明らかに、なんと、弟子の水道橋博士の奥さんの祖母が武さんのお母さんが子供の頃に住んでいた家と隣同士で住んでいたことが発覚したというのだ。
人は何かの力に導かれるものなのだろうか?信心深くなくても、こういうことって時々感じることがある。
水道橋博士のトークで武さんが売れない頃、フランス座ストリップ劇場でエレベーターボーイをやっていて、浅草の銭湯蛇骨湯によく通い、浅草キッドもフランス座ストリップ劇場で修行時代に同じ蛇骨湯の湯を借りていたという。
戦前の話になるが、脚本家山田太一さんは幼い頃、山田さんのお父さんが浅草に店を出し、お住まいだったので蛇骨湯に通っていたとをボクはご本人から聴いたことがある(戦中、店は軍の命令で取り壊しになり、疎開させられる)。実はその話を聴いて前々から、山田先生の才能の一滴でも授かろうと、蛇骨湯の湯を「聖水」のごとく浴びに行きたいとボクは希望していた。
山田太一→北野武→浅草キッド ジャンルは異なるが、時代を超え、同じ湯を借りた星と星がつながる浅草に輝く「芸能の銭湯 男の星座」である