ビートルズのプロデューサーのジョージマーティンは大スターCilla Blackのプロデューサーもしていた。
マイケル・ケイン主演のイギリス映画『アルフィー Alfie』の監督ルイス・ギルバートがシラブラックに主題歌を歌わせたいとご指名。
男性が歌ったデモテープを聞いたシラブラックはこんな歌、歌えない。
「アルフィーってこれ犬の名前でしょ!」歌う気がないので、シラブラックはバカラックがアビーロードスタジオに呼び、実際に指揮して歌う条件を出すが、なんと来ることになり歌うことに。
歌と演奏(48人編成、バッキングボーカルはブレイカウエイズ)をセーノで一発録音する方式。
ワンテイク終わる度にバカラックはもう一回!と、何度も。ジョージマーテインが「君は一体何をほしがっているの?」「ちょっとした魔法ですよ」テイクの数は28か29でOK、
録音収録直後、シラブラックの一言が「ぶっ殺してやりたかたけど、バカラックは素敵」
ジョージマーティンの指示でこの録音を録画してある。これはジョージがこの曲の大ヒットを予知しているとしか思えない
この世紀の大名曲は実はハルデヴィッドの作詞が先に出来て、バカラックが曲を後でつけた。
ちょっと、変則的な展開があるのはそのせいであり、結果、素晴らしい曲ができた。
映画の劇版はソニーロリンズが音楽を担当。
1967年「アルフィー」はアカデミー賞の「ベストオリジナルソング部門」ノミネート。
最終的に受賞したのは「野性のエルザ」の「born free」。
その時、会場でバカラックは「クソ!」と一言(笑)でも、言いたい気持ちは充分わかる。
45分の作品なら多少無茶できるが、たかが3分半のポップスは曲を何度も何度もいじり直すとも、バカッラックは言っている
これがその時の録音の映像です バカラック&ジョージマーティン&シラブラックが映っているNHKの番組ではないが世界遺産級の「20世紀の映像」
Cilla Black - Burt Bacharach - Recording Alfie in Abbey Road Studios
https://www.youtube.com/watch?v=IDF_taQnoXk