大滝詠一さんのお別れ会 上岡龍太郎VS大滝詠一

本日、大滝詠一さんのお別れ会にご招待していただき、参加させていただきました。
 自分ははっぴぃえんどのメンバーでもないのに今だ引きずる欠落感はなんなのでしょう 失うことで、高校一年1970年から追いかけて来た自分の青春のパーツが欠落したような。
 はっぴぃえんどを聞けば自分はいつも詰め襟の高校一年生(舟木一夫じゃありませんが)
 とてもいい会でした
 90年代、おせっかいな僕は六本木の地下の居酒屋で上岡龍太郎VS大滝詠一の会をセッティングした日のことは忘れません。
大瀧詠一さん(ソニーミュージックの城田さんも同行)にお声がけし、上岡龍太郎さん(遠藤マネージャーも同行)をご紹介。もちろん、初対面。
 その後、上岡さんの独演会に大滝さんが毎回、ご出席。打ち上げはいつも3人で戦後日本歌謡史の話に集中。
 上岡さんは立川談志師匠同様、日本歌謡史の生き字引(NHKでお二人が美空ひばりさんをテーマの対談が凄かったhttp://www.youtube.com/watch?v=bsSU0_EHVjs
その上岡さんが大滝さんの歌謡史の蘊蓄ぶりに驚き、「形にしないと大滝さん、もったいない!」のアドバイスが切っ掛けで「日本ポップス伝」(NHKラジオ)http://www.youtube.com/watch?v=NPdjIzOvoLEが出来たという。
立川談志師匠と上岡龍太郎さんと大滝詠一さん歌舞音曲の天才3人の共通点、それは底知れない記憶力。古典を誰よりも学習し、深く知り、現代の自分の色に塗り替えていく
 僕が「オレたちひょうきん族」で作家していた時、大滝さんは「うなずきマーチ」作詞・作曲:大瀧詠一 編曲:多羅尾伴内 書いてくださったが、その時、残念ながら接点はなかった。大滝詠一さんが作ったラジオ「マイケルジャクソン出世太閤記」に鶴太郎さんが出演していたが、当時、鶴太郎さんの座付き作家的なことをしていた僕はそこでもご縁がなかった。
 本日の会に現在、リアルご隠居の上岡さんにお声がけしたが、先約があり来られなかった。上岡さんにはもう一人のご隠居の大滝さんのお別れ会のことを明日、お伝えしよう
 上岡さんと大滝さんのもう一つの共通点は「ご隠居」ということを今頃、気づいた