寄席、ホール落語、営業を聞き分ける

浅草演芸ホールにて春風亭小朝師匠がトリということもあり、昼席に。林家きく麿師匠の博多弁落語がおもろ。
小朝師匠が「扇の的」(源平盛衰記)がソフトで立川談志師匠の18番「源平盛衰記」とは一味二味も違い、これがまたいいのだ。
漫才のすず風にゃん子金魚の金魚は昔、僕もやっているラ・ママ新人コント大会 にピン芸で出ていた芸人さん。
終演後、春風亭小朝師匠、古今亭 菊之丞師匠にご挨拶 。ホール落語と、たくさん出演者が出て、地方から一見さんの団体も多い寄席は演者も演じ方も違う。ネチッこくお客を引きつけるように演じるのか、あえて美学でホール落語と同じように演じるのか二パターンだ
 40年近く前に「ねずみ穴」を覚えたくて、立川談志師匠、円楽師匠のを浅草演芸ホールでメモを取りながらみた。寄席で見る「ねずみ穴」は小屋の建築体型とか現代のホールと違うやや薄暗い照明のせいか、侘しくてこの噺の内容にあっているのを記憶する
 ある噺家を研究するなら、寄席、ホール落語、営業


この三つを聞き分けないと始まらない