1978年放送の『悪女について』

女優の沢尻エリカさんが5年ぶりにテレビドラマTBS系のドラマ特別企画『悪女について』(4月30日 後9:00)で今夜放送。
 有吉佐和子の同名小説を原作に、マスコミに「虚飾の女王」などと悪評を書きたてられた女性実業家の波乱万丈の半生を演じる。映画パッチギで見て、目の離せない女優だと思いました。いい女優さんだと思いました。本日ももちろん、予約録画しました。
 しかし、しかし!
  実は、僕はこの同じ原作のテレビドラマ(テレビ朝日系列)を34年前に見て、原作も読み(会話の証言型式のこの小説も斬新だった)、その再放送をひたすら望んでいました。DVD化ならないかと。
 当時の出演者、スタッフを記します。
この完璧な布陣、大人のドラマです
 この強烈なドラマのイメージをずっと引きずっているので今夜の放送は比較して見てしまうかもしれません この下記のドラマに勝てる「悪女について」のドラマって存在するのか?主役の故人影万里江さんがハマり役だったこと。
 ちなみに影万里江さんは東京都出身。富山県立泊高等学校卒業後、NHK富山放送劇団員、松竹大船を経て1957年に劇団四季へ入団。『オンディーヌ』のオンディーヌ役や『ハムレット』のオフィリア役などで人気を博し、同劇団の主演女優として活動する。のちに劇団四季の主宰者・浅利慶太さんの二度目の妻となり、離婚後も浅利とのパートナー関係を生涯続けた。
その後も四季のみならず内外で活動していたが、1981年、手話劇『ちいさき神の作りし子ら』の稽古中に脳腫瘍のため入院。『ちいさき〜』初日の五日前に死去。
 このドラマのわずか三年後に亡くなりました

 さ、ごらんください当時のこのドラマの凄さを!まるで映画だ!
写真の方が影万里江さん

 下記を見てください
 
「悪女について」
1978年4月6日〜9月28日
木曜日22時より、テレビ朝日系列
スタッフ
原作/有吉佐和子、脚本/大藪郁子、演出/大村哲生、藤原英一、オープニング画像/クリムト「接吻」
キャスト
影万里江(富小路公子)、山口崇(早川松夫)、江利チエミ(丸井牧子)、馬淵晴子(浅井雪子)、緒形拳(渡瀬義雄)、杉村春子(渡瀬小静)、渡辺美佐子(里内文子)、中村 敦夫(大内三郎)、沢村貞子(沢山夫和枝)、森繁久彌(沢山栄次)、奈良岡朋子(林梨江)、有島一郎(伊藤一郎)、木暮実千代(富本宮子)、一の宮あつ子(菅原ふみ)、中山仁(富本寛一)、草笛光子(烏丸瑶子)、岸田今日子(小川圭子)、山田五十鈴(瀬川のぶ代)、小林桂樹(吉井治平)、北村和夫(北村医師)、司葉子(清水かおる)、曽我迺家鶴蝶(鈴木タネ)、小松方正太田プロデューサー)、谷隼人(小島誠)、あおい輝彦(鈴木義彦)、細川俊之(尾藤輝彦)、高橋とよ(芦屋婦長)、中島久之(鈴木義輝)、牟田悌三辻萬長、井上和行、花沢徳衛(渡瀬の父)、山本道子、岩井友見(渡瀬の妻芳子)、赤木春恵南風洋子、三好美智子、山本圭宝生あやこ中原ひとみ(昭子)、ジュディ・オング仲谷昇山形勲(瀬川大介)、池田秀一(渡瀬義次)、松山省二[松山政路]、梶三和子、浜田寸躬子、原知佐子葦原邦子中田喜子(義彦の妻)、松村彦次郎、松岡みどり、佐野周二(輝彦の父)、市川翠扇(輝彦の母)、溝口泰男(本人役)、川久保潔(ナレーター)